工事中

気に入りの店の近くを通った。
珍しくシャッターが閉まっていて、
張り紙がしてあるようだった。

まさか…
いや、そんなはずはないよな
いつ行ってもお客がいっぱいで
繁盛している様子だったしな…。

なんて思ったら、気になって
つい、張り紙を見に行った。
工事のためお休みか…
安心すると同時に、
すごく今日はここで呑みたかったなぁ
という気分になった。

支店は営業中だと地図の入った
名刺が貼ってあった。
へー、支店なんてあったんだ。
しかも、すぐ近くだ。

用事を済ませ、夕方、支店に向かった。
なんか、入口の雰囲気が違う。
どうしようか…でもせっかくだし
ちょっとためらったが戸を開けた。

いつも行く本店(だったんだ？)
とはだいぶ違う様子。
後悔しかけたとき、見馴れた顔が会釈した。

いつもの、
いかにも大衆酒場のオヤジさんは
小綺麗な支店でも同じ様子で挨拶をした。

医食同源

新型インフルエンザが話題になって
もうずいぶんになる。
新型かどうかはわからないが、
身近なところでも感染の話を聞く。

インフルエンザになりたくない。
が、予防接種はイヤだ。
時間とお金を使って注射をしても
かからない保証はない。
しなくてもならないかもしれないのに、
痛い思いをしてかかったら…

なんて、考えるだけでもう
う～ん

だから予防接種はしない。
毎年、ぜったい、しない。
しようか迷うこともない。
そのかわり、どうするか。
食べるのだ。
そう、医食同源だ。

まず、ネギを毎日食べる。
それもかなりの量を欠かさず食べる。

というわけで、本日のネギ料理。
長葱と万能ねぎの卵焼き。
これにおろし生姜を添えて食べる。
どう、効きそうでしょ？

おひけえなすって

おひけぇなすって
と、時代劇でやればサマになる。
が、ひかえちゃ困るモノがある。

それは何か。
甘さだ。

酒を呑むなら甘いもんは苦手？
なんて聞かれたりする。
どう答えるか、ちと悩む。
女性が好みそうな、お茶しながら
甘いものをとりとめもなく食べる(想像)
というように常習的に食べることはない。

たまに、あげまんじゅう3、4個とか
チョコ１箱とかいう食べ方。

そんなことじゃなくて、
何が言いたいかといえば、
甘さ控えめってけしからん！

食べ物で甘さ控えめほど
がっかりするものってないね。
ノンアルコールビールといい勝負。
なんて、書いてるだけでもう
鼻息が荒くなってくる。

甘いならハッキリと甘いのがいい。
そう、アメリカのスーパーで売ってる
ケーキやデザートみたいなやつ。

それとくらべたらもう、
こんなの甘いもんなのかどうか、
わからないくらい甘くない。
ガムシロがあったら良かったかもな。

体調不良

今日は調子が悪く、
ほとんど休んでいたので、
書くこともなく…。

朝、昼食べず、毛布にくるまり
ぼんやりと時代劇をみる。
具合が悪くなくて、一日こんなこと
やっていられたらいいだろうな。

食べるものを作る気力無し。
で、こんなの食べたら
よけいに気分が……

お久しぶりです

おや、今日はなんですかな、
小松菜とアブラゲの卵とじですか。
うーん、こいつぁ良いにおいだ。

卵がふわふわといい塩梅に煮えて、
でぇこもへぇってらぁ、こりゃぁいい。

七色をかけて、燗酒でやったら
こたえられませんなぁ。

え、お銚子を入れちゃダメかって？
いやぁ…、
そいつはいかがなもんですかねぇ。
なんです、
湯豆腐だって真ん中にタレを入れたり
しておくだろうって？

ええ、まぁ、そういやぁ
そんなのも確かにありますな。
まぁ、よろしいんじゃありませんか
旦那がそれがいいとお思いなら。
どうせご自分が食べなさるんだし、
ずっとあったかいまま呑める
ってのは、こんな寒い日にゃぁ
確かに良いもんかもしれません。

おっと、気を付けて下さいよ
なにしろ小松菜だのアブラゲだの
どっさりへえってるとこに
お銚子まで入れようってんだから…
無精にも程がありますよ、
やはりよしといた方がいいんじゃ…

え？
ごちゃごちゃうるさい？
お前は誰かとおっしゃるんで？

旦那、そいつぁあんまりですよ、
去年の冬、ほとんど毎晩、
晩酌のお相手をしたじゃありませんか。
あっしですよ、
虎印グリル鍋でござんす。

安倍川もち

あべかわって、
家で餅を焼いて食べるときの
選択肢の一つだと思ってた。

海苔かあべかわ。
子どもの頃はこのどちらかだった。
大根おろしの辛味餅を知ったのは
大人になってからだったか。
なので自分的には辛味餅というのは
定着していない食べ方だ。
餡ころ餅というのもあったっけ。

一番好きなのは海苔の磯辺巻きだが、
今日のお題は安倍川餅だったな。

つきたてがある場合でなければ、
餅を焼いて湯に浸してふやかし、
砂糖を加えたきな粉をまぶす。
これがあべかわだと思っていた。

しかし、包装紙の説明によれば、
安倍川を訪れた徳川家康に
黄な粉をまぶした餅を献上し、
家康が『安倍川餅』と命名したという、
由緒正しい静岡名物だったんだ。

Miso Stew

Miso Stew とは、なんぞや。

って、そのまんま
味噌味のシチューというか、
シチュー状味噌汁というか、
なんだけど。

寒いとき、確かにシチューって悪くないんだけど、
CMなんかで見ると、食べたいような気もするんだけど、
シチューっていったい何の酒にあう？

せっかくあったかいシチューで
ビールをガブガブって、なんか違うよね？
じゃぁ、ワイン？

だけんど、せっかくの週末に
ワインでシチューなんて、
絶対おいらのライフスタイルに合わねんだ。

酒はおいとくとしても、
シチューにパン…絶対ダメ。
シチューにメシ…これもダメ。

で、開発されたのが
Miso Stew だ！

動物性材料は鮭など最適だが、
今日は鳥胸肉。
野菜は味噌味に合いそうなもの、
たとえば葱、牛蒡、椎茸と、
ジャガイモ、ニンジン、ブナピーだ。

ちなみに、シチューの素とか使っちゃダメだよ。
味噌入れたらしょっぱくなっちゃうからね。
たぶん……
やったことないけど。